読者目線の”矛盾”

読者目線って本当に難しいなぁと思います。なぜなら、書き手と読者は相反する存在だからです。どういうことかと言うと、文章の書き手と読者の関係は、会話に例えれば話す人と聞く人、野球で言えばピッチャーとキャッチャーの関係です。ピッチャーとキャッチャーは、同時には同一人物になり得ません。
書き手が読者目線で文章を書くというのは、書き手と読者が同時に同一人物になるということ。矛盾しているのです。

でもだからこそ、どのようにして読者目線で文章を書けばいいのかに悩みます。そこで今回は、私がライターとして日頃から、読者目線について意識していることをお伝えします。

文章というのは、まずは自分ありきです。自分が見たこと聞いたこと、触ったこと匂ったこと、そして食べたことの五感を使った経験が、自分の中にある全てです。自分の中にないものを言葉にすることはできません。まずは、自分自身を知って自分の思考や感覚を言葉にするところから、文章作成は始まります。

読者目線というのは文字通り、読者がどんな景色を見て何を考えているのかという視点です。読者がどんな人となりかというのも関係します。

読者の視点で文章が書けるかどうかは、どれだけ読者の立場に立てるかどうか、どれだけ読者を想像できるかどうかです。つまり「想像力」がカギを握ります。

想像力を養うためには、「引き出しを増やす」ことです。色々な場所へ行き、沢山の人と出会い、話を聞きます。書物を読みインプットします。映画を観たり小説を読んだりして主人公に自分を投影させ、主人公を疑似体験します。体験に勝る説得力はないので、体験を増やし引き出しを増やすわけです。

読者の見ている景色が自分の体験した中にあれば、想像力を膨らませて、読者目線で文章を書くことができます。文章力は想像力です。私も日々好奇心を持って色々なことにチャレンジし、想像力を養うことを続けていきます。

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