『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き「選ばれた才能」を120%活かす方法』

こんにちは 市川弘美です。

世の中は右利き社会です。自動改札、はさみや包丁、自動販売機、電源ボタンなどなど、あらゆるモノは右利き用に作られています。

そんな社会で左利きは、どうすれば自分が快適にモノを使えるかを常に探りながら生きてきました。だから独創性が生まれたりひらめきが起きたりするのだと思います。今回ご紹介する書籍にも同様のことが書かれています。

左利きの人はもちろん、子供が左利きで何となく心配という親御さんにもぜひ読んでもらいたい1冊。なぜなら本書には、左利きの「選ばれた才能」を120%活かす方法がわかりやすく書かれているからです。私自身が左利きなので、この本を読んでみました。

左利きの素晴らしいところと、短所と克服方法についても記事の終わりに述べていますので、ぜひ読み進めてください。

左利きのすごいところ

まずは左利きの人がすごい点について
・直感に優れている
・ひらめきは左利きの得意技
・独創性があるのは左利きの宿命
・イメージ記憶に長けている
などなど。左手を使うと右脳が使われるため、右脳がつかさどる機能が発達するとのことです。さらに

「左利きは天性のコピーライター」という見出しまで!

見出しですよ、単なる一文ではありません、ページ頭に大きく書かれている見出し! 左利きは物事を俯瞰的に見て捉えることができるからだとか。

それらの利点が全て脳科学的理論に基づいて解説されているため、とても説得力がありました。図解と説明で、脳科学を全く知らない人にもわかりやすく書かれています。

左利きは「両利き」、右脳も左脳も使う

また、私の体験と一致するところが多いのは驚きました。体験というのは、右手を使うことです。左利きの人は右手も使うんです。
・自動販売機の小銭は右手で入れる
・電車の自動改札のパスケースは右手でかざす
・缶切りは右手
など人によって右手を使うポイントは異なり、左利きは「両効き」とも言えます。一方で、右利きの人が左手を使う機会は少ないようです。

右手を使うと左脳が、左手を使うと右脳が反応。つまり、左利きは右手も使うことで、使える脳の範囲が広がると本書で述べられています。

「私は左利きだけど、そんな特別な才能はないから、こんな本を読むと余計に落ち込む」
そう考える左利きの人もいると思います。私もこんな素晴らしい才能があれば苦労しないよなと思う点は多々あります。ただ、本書に書かれている才能については、脳科学に基づいた理論的に証明できるものなので、信頼性は極めて高いでしょう。なんだか褒められているみたいで、自己肯定感がメチャメチャ急上昇しました。単純なのかなぁ。

左手と右手、どう使い分ける?

ちなみに私は、右手を使うのはお箸とペン、マウスとスマホの文字入力くらい。それ以外は左手です。ただ、冒頭で述べたように、社会全体が右利き用に作られているため、他にも右手を使っているところはあるかもしれません。

左手を使うのは包丁やハサミなどの刃物、自動改札を通るとき左手でPITAPAをかざします。缶切りや栓抜き、鍋を持つ手、ノートPCの開け閉めとか、日常動作のほとんどを無意識に左手優先で動かします。

そして、右手に鉛筆を持ち字を書いて、左手に消しゴムを持ち字を消す、左手は両手効きなのです。面白いですね。

左利きの短所

左利きには短所もあります。
そのひとつが「言葉でまとめるのが遅い」ところ。会話ではワンクッション置かれたり、文章を書くのも時間がかかるかもしれません。左利きの優れた才能に加えて、短所とその克服方法についても述べられているので、本当に左利きにとってはバイブルだなと感じた一冊でした。

 

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