「自分が長年培ってきたノウハウや、様々な経験、それが本になるのかどうか」疑問をお持ちではありませんか?
「自分のノウハウは本当に本になるほどのものなのか」とモヤモヤされている方のお話をよくお聞きします。本になるほどのノウハウをお持ちにも関わらず、です。
本になるかどうかは、「経験」がカギを握っていると言えます。
なぜなら、世の中の多くの本は「経験」と「ノウハウ」を掛け合わせて、コンテンツ(内容・素材)が作られているからです。例えば、
・塾の先生が「成績アップ」を受験生のお母さん向けに
・ヨガの先生が「骨盤を整えるエクササイズ」を産後ママ向けに
・ジムトレーナーさんが「1日3分で膝痛を防ぐ筋力アップ体操」を60代向けに
・内科医の先生が「胃腸を活発にする食事習慣」を胃弱体質の人向けに
などなど、皆さん、ご自身の職業、専門分野、それに経験を活かし、考えや思いなどプラスしたコンテンツで、1冊の本を書かれています。その考えや思いなども、元は過去の経験から作られています。
ここで、塾の先生が書く「成績アップ」の本を例に、詳しく見ていきましょう。
※これは、何か具体的な書籍を一例に挙げているのではなく、「例え」の話です。
塾の先生は、毎年のように受験生を受験に送り出します。毎年、受験生の夏期講習・冬期講習をやっています。
母親は、通常は子供の高校と大学の2回、1人~3人程度。「あー今年は子供の受験だわ」というふうに、数年おきにやってくることがほとんどです。そして、いつか終わりを迎えます。
ですが、塾の先生はちがいます。
「一年中」子供の受験に向き合ってい、塾の先生をやっている限りずっと続きます。それが仕事と言えば仕事ですから。
母親とは圧倒的に「経験」の数も質も違います。現場で多くの子供たちを見て、それぞれの子供と直接接して、考え感じることは日々あるでしょう。
そんな豊富な経験に裏打ちされたメソッドは、1冊の本にするほどの十分なコンテンツになり得るということがお分かりいただけると思います。
あなたも「これなら、人一倍経験がある」「これには泣かされたが、よく乗り切ったと自分でも思う」「〇〇と毎日接している」「〇〇を長年、淡々とやってきた」などの、経験はありませんか?
「自分なんて。。」と謙遜することも、人と比べるこことも、必要ありません。
あなた自身が経験してきたことです。
その経験されたことや、専門分野の知識で、どんなジャンルの本をつくれるか、一度考えてみると楽しそうです。その際は、書店で同じジャンルの書棚に行かれると、ヒントが沢山あるのでおすすめです。
今回は「自分のノウハウが本になるのか」についてでした。
次回は「塾の先生は、なぜ何冊も本を出せるのか」についてお伝えします。