ケチと節約の違い

こんにちは 市川弘美です。

ケチの定義って難しいです。ケチかどうかは、主観によるところが大きいと思います。私はケチなのは好きではありません。二度の転職でもケチな会社は選びませんでした。人生の大半を過ごす会社選びは超重要です。どの会社も自由に働かせてもらって本当にいい会社でした。

私は結婚してから、夫が使った部屋の後を追いまわして、使わない部屋の電気を消していました。洗濯のお湯はお風呂の残り湯を使っていました。スーパーは安いところを回る時間がなかったので、週末にまとめて買い出しに行っていました。材料がなくなっても、ほとんど買い足さずあるもので料理していました。

夫には時々「使わない部屋の電気消してね」「水道出しっぱなしにしないで」と軽い気持ちで声をかけていました。
そんなある日、夫が私に言いました。
「ケチ」

「??? 何を言っているのだろう この人は」という思いでした。
私は「ケチ」と言われても、全く傷つくことはありません。なぜなら、それはケチではなくて、節約だからです。「ケチじゃないのよ、節約なのよ。分かってないわー」とさえ心の中で思っていました。言いませんが。

ここまで読んで、「それ、ケチだな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ケチかどうかは主観によるところが大きいのです。

では、節約とはいったいどういうことでしょう。

ただ出費を少なくするだけとは違うと思います。
それ以上もそれ以下もない。必要以上のものは要らなくて、必要以下では用を足さないということです。

例えば、食事の後にお皿を洗うのに、水道の蛇口を全開にしなくても、最小限のお水を使えばお皿はきれいに洗えます。水量が足りければ洗剤がお皿に残り用を足せません。

電気もそうです。部屋の電気は、本が読める、テレビが快適に見られる、食事が楽しく食べられるなど適量の明るさがあればそれでこと足ります。照明が足りなければ快適ではなくなります。

節約とはピッタリで生活することだと思います。ピッタリだと快適で、しかも必要最小限で暮らせます。快適でないのに、電気代がかかるからと「いけなくはない」と照明を足りないままにしておくのは、ケチだと私は思います。

ピッタリって案外難しいものです。水道の蛇口なんて、水量が多いほうが片づけが速く済むと思ってジャバジャバ出そうとします。電気も明るい方がいいかもと思って、こうこうと点けているかもしれません。

私は、去年まではカフェに週1回ほど行っていました。気分転換やアイディア出しに「必要」だと思っていました。でも、本当は要らないんじゃない?と思ったら、全く行かなくなりました。ストレスも感じません。必要ではなかったのです。1か月5000円くらい、ランチを入れると1万円近く毎月の出費が減りました。

仕事も、サブスクで金額の高いアプリから見直したら、かなりの支出を削減できました。毎月なので大きいです。解約したアプリの1つにネット会議システムがあります。他社の同じ機能のアプリを使っているので全く問題ありません。

お金は使い方が大事と言われます。お金の使い方は習慣だから「お金の使い方は生き方」そのものだと、ファイナンシャルプランナーの方を取材した時に教わりました。ピッタリのお金の使い方は、自分にピッタリの生き方ですね。それは、足るを知ることだと思うのです。

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