母が90歳!

私の実家の母が90歳の誕生日を迎えました。「卒寿・そつじゅ」ですね。なんだかんだと元気なので、人生100年の時代なんだなぁということを実感します。

母のことはこれまで何度かブログに書いてきました。記事の最後にリンクを載せていますので、良かったら興味のある方は読んでみてください。

先日、実家で姉たちと姪がお祝いをしている動画をLINEで送ってくれたので、ふとまたブログに母のことを書こうと思いました。

母は昭和7年1932年生まれ。戦争の話はいくつか聞いています。リヤカーをひいて疎開したこと、焼夷弾が降る中を布団をかぶって逃げたこと、逃げる途中に目の前で友達に弾が当たったこと、そして焼け野原で終戦を迎えて8月15日は片づけていたことなど。

戦前、戦時中、戦後、高度経済成長…昭和、平成、令和とめまぐるしく時代が変わる中で生きて来たんだなぁと改めて思います。

私の中の母は、あまり怒った顔を見たことがないから、いつも笑っていたのかな。自営業だったので、子供の頃はかまってもらった記憶がなく寂しい思いをしながら、友達の家のだんらんの風景や雰囲気がうらやましかったですね。大人になった今、家業の忙しさがどれほど大変なことかが分かるようになるので、母親と亡き父親のすごさを思うばかりです。

母との思い出は、私が中学生になったくらいから、台所に一緒に立つようになったことです。お寿司を作る時に団扇でご飯をあおいだり、ごまをする時にすりばちを持たされたり、茶碗蒸しを作る時に沢山の具を器に入れたり。天ぷらの時はつまみ食いをして、揚げたての格別のおいしさを教えてくれたのも母でした。台所での思い出は尽きませんね。

そんな母は何と90歳。月日は流れています。自分の母親が90歳になってるということは、自分もその分年をとっているということ。私も「母さんは、いつも笑ってた」と40年後に息子に言われるようになりたい。今からでも遅くないかな。

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