こんにちは ブックライター 市川弘美です。
前回は、出版企画書にどんなことを書くのかを解説いたしました(前回記事「出版企画書には何を書く?全項目を解説」)。
出版企画書の内容は分かったので、では出版企画書を書いてみよう!と思われましたか?
ただ、書こうとしても、「本にできるくらいのノウハウあるけれど、このテーマでいいのか?・どのテーマがいいのか?」と手がストップしてしまった方は多いのではないでしょうか。
それ、すごく分かります。
私自身、自分が出したいと思う本の出版企画書を書こうとしたとき、
「何を書いたらいいの?」
「そもそも、わたしは何を伝えたいのか?」
「どうやってまとめればいいのか?」
???ばかりで、自分の出版企画書はさっぱり書けませんでした。
「サービスやノウハウはたくさんあるけれど、何をどう伝えればいいのか?」その結論を導き出してくれるのが、出版企画書なのです。
つまり、出版企画書を作るという作業自体が、あなたが出版したい1冊の本がどんな本かを明確にしてくれるのです。
出版がこれからという方は、最初から伝えたいことがハッキリとしていて、「誰に、何を、どういう順番で、どんなふうに書いていく」と言語化できていることはまれです。セミナー資料を作る時も、ターゲットとゴール、伝える順番などをじっくりと考えるように、出版企画書もすぐに書けるわけでは、残念ながらありません。 では、どうすればいいのか?
「いつか出版したい」と思っている方の中には、読者に伝えたい何かをお持ちではありませんか?伝えたいことはあるけれども、それをうまく表現できなくてお困りではないでしょうか。
・サービスやノウハウの、どれが読者に求められるか自信がない。
・ばらばらのサービスやノウハウを、本にするために上手く表現できない。
・何を伝えたいかは、大体はっきりしているけれど、具体的に目次に落とせない。
このように、自分を表現するというのは、一筋縄ではいかないものですね。
あなたの出したい本を目次にまで落とすためには、商品サービスの棚卸しをしたり、これまで活動してきた内容を振り返ったり、時には人生の棚卸しをしたりしてみてください。
また、こんな本を出したいというイメージと似た書籍、つまり類書をから学ぶことをしてみてはいかがでしょうか。
類書をじっくりと読みながら、ターゲット像、伝えたいこと、目次構成、まえがきに書かれていること、プロフィール、そして何を言いたいのか?などを意識してみてください。出来上がっている書籍から、出版企画書を作るという逆作業をやってみるのも面白そうです。今すぐ手元にある書籍でも、好きな1冊でも、ぜひお試しください。
あなたが出版したい1冊の出版企画書を書くヒントを必ず得られます。
次回は、本1冊のボリューム感についてお伝えします。
1冊およそ200~250ページ、8万~10万文字。どのくらい書けばいいのか?の感覚をつかんでいただける内容です。
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