出版への第一歩とは

出版への第一歩。それは、出版企画書を書けることです。

ですので、出版をめざす方や、出版関係のお仕事をしたいライターさんは、出版企画書の書き方を知っておくことをおすすめします。

私自身、今振り返れば、出版企画書を書けたことは出版につながり、またライターの仕事の幅を広げることにも貢献しました。

そこで今回は、私がどのようにして出版企画書を書けるようになったのか、1ステップずつリアルにお伝えしていきます。

出版企画書は、その書籍がどういう内容のものかを書いた文書です。タイトル、ターゲット、企画意図や目次構成などを10項目前後が書かれています。アイディアや思いを形にするツールともいえます。この企画書により、出版社は、その企画を書籍にして出版するかどうかを決めます。

市場に出ている商品は、「試作」をしてモニタリングを繰り返しブラッシュアップさせて「売れる商品」として世に出されます。中には、出さないと判断されるものもあります。たとえば、コンビニ弁当が試作の分かりやすい例です。

しかし、ビジネス一般書籍などは、「試作」を作ることはほぼしないと思います(これに該当しないものもあると思います)。200ぺージ10万文字すべての原稿を書き、さらにブラッシュアップさせてから、販売するかどうかを決めるというのは現実的ではありません。

では、どうするかと言えば、出版企画書で、この書籍を出版するかどうかを決めるのです。ですので、出版を考えるなら、まずは出版企画書について知っておくことが必須といえます。

ライターである私が、出版企画書を書けるようになったのは、書き方を教えてくださった方、企画書作成代行をご依頼くださった著者の方、企画から携わらせていただいた出版社のおかげです。

つまり、学びと実践を繰り返して、書けるようになりました。

まずは、出版企画書の書き方を学べる、出版セミナーに複数参加しました。実際に企画書を自分で作って先生に添削してもらえる実践形式のセミナーです。この時はブックライターとして、ステップアップするのが目的でした。出版をめざす起業家や経営者の方たちが参加していました。

セミナーでは自分の書いてみたい本で、出版企画書を作成します。私も書いてみたい本の企画書を作成しました。参加者の発表では、先生からフィードバックがあります。それがとても参考になり、深い学びを得られました。

次に、未出版の経営者の方から、書籍原稿執筆のご依頼とともに「企画から作ってほしい」とご依頼をいただきました。企画書の作り方を学んでいたので、お受けしたのです。そして、その企画が出版社でとおって、経営者の方は商業出版されました。私は企画書をもとに取材をして本文の原稿を執筆協力し、それが出版にいたりました。私にとって、自分の作った出版企画書が通り、出版された最初の1冊となりました。ライターになって3年後、2019年のことです。

この1冊をきっかけに、ライティングサービスのメニューとして「出版企画書作成代行」をホームページにも掲載したところ、著者の方から2冊目3冊目の出版企画書作成代行を直接ご依頼をいただいたり、出版社から企画と本文執筆をご依頼いただくようになりました。

「エンディング・ラブレター」のアイディアがひらめいたとき、「これなら本になる!かも」とピンと来たのは、出版企画書の書き方を知っていたからだと思います。なぜなら、出版企画書の書き方を知っていると、どのようにしてアイディアや思いを形にすればいいかが分かるからです。

今日があるのは、ライターとして私を導いてくださったライターの諸先輩方、ライティングをご依頼くださった著者の方々や出版社の関係者の方々のおかげです。

皆さまに恩返しができるとすれば、何だろうと考えたとき、私が教えてもらったことを、今知りたい人たちに、教えて差し上げることだと思ったのです。

書籍は1冊1冊がオリジナルなので、そこが難しいところであり、面白いところでもあります。書店にリサーチに言ったり類書を分析したりして、著者の伝えたいことを読者のニーズに応えるものにする、出版企画書を作るのは私の大好きな仕事の一つです。

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※「エンディング・ラブレター」は商標登録出願中です。

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