こんにちは 市川弘美です。
何か新しいことにチャレンジしようとすると、「一歩踏み出す」ことをしなくてはいけません。これが言うは易し行なうは難しで、未知の世界に足を踏み入れるのは、実際はそう簡単ではありません。なぜなら、誰もが失敗したくないからです。
今があるのは、過去の積み重ねです。未知の世界に一歩踏み入れなければ、過去の延長、つまり今後も今までと変わらない毎日を過ごすことになるでしょう。しかし、一歩でも新しい世界に足を踏み入れると、そこで知らなかった景色を見ることができます。たった一歩なのです。
未来に不安のない人は、ほぼいないと思います。なぜなら、未来は誰にも分からないからです。たとえばその不安を数えられるとしたら10個あるとします。その不安を9個や8個にするためには、新しい世界を知ることです。分からないから不安なのであれば、分かれば幾分かの不安は消えます。
新しいことにチャレンジするとき、失敗するのはいやです。ですが一歩踏み出さなければ、失敗も成功も、その過程もなく何も経験することはできません。またチャレンジすると失敗か成功かの結果だけを得られるのではなく、大事なのはその過程です。どこでどう失敗に至ったのか、いかにして成功したのか、その過程こそが、次の未来につながっていくのだと思います。
失敗すると落ち込み、新しいことにチャレンジすることが怖くなります。私も何回も、50年余りの人生で数え切れないほど失敗と恐怖を経験しています。自分の選んだ道が100%うまくいく保証はどこにもないですし、人生に100%はありません。しかし失敗だと思ったら、またやり直すこともできます。人生はやり直しの繰り返しだと思います。
ところで、人は忘れる動物です。神様は私たちに「忘れる」ということを与えてくださいました。「ほとぼりが冷る」という言葉のとおり、忘れている失敗が山ほどあると思います。また忘れられない失敗もあります。忘れられない失敗があるからこそ、今度は頑張ろう、もう失敗は許されないという崖っぷちに立ち、奮起することができるのです。
新しいことへのチャレンジは、迷います。迷っているということは、何パーセントかの可能性を信じているということなのです。新しいことへ一歩踏み出すことは、迷いや失敗したくないという気持ちとの戦いです。一歩踏み出してからも、その迷いや不安は消えることはないかもしれません。
昨日はとてもチャレンジングなお話を聞くことができました。
左の扉は昨日と同じ、右の扉は新しい世界。どちらを開けるかで人生が変わります。